スキップ/ビート二次創作のブログ。 二次創作に理解の無い方の閲覧はご遠慮下さい。初訪問の方ははじめまして記事を御一読ください

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SS・楼閣の蝶【パラレル注意】
ぽりぽり書いてたパラレルの3本のうち一本が・・・出来たので・・・あげてみた。

※パラレル閲覧注意。
※裏庭でやろうかなぁとか思ってた題材なので、R傾向苦手な方は閲覧しない方がよろしいです。
だって遊廓ネタなのよねw。

ただの出来心思いつき短編でありますので、よっしゃこい!な方のみ追記よりどぞー!

ちなみに蛹~は明日あたりにでも。
―――――――――――――
楼閣の蝶
―――――――――――――


「旦那様、お調べになられていた少女の件ですが、こちらに資料が届いております。」

「ありがとう、助かる。」

そう言って、長身の男は執事の差し出した資料を手にとり眺めた。

「手を回されますか?」

「…そうだな、他に手折られる前に私の物にしたい。」

「畏まりました。」

退室する執事を見送った男の顔にはほの暗い笑みが浮かんでおり、彼の見つめる資料には一人の少女の名前が書いてあった。

――最上キョーコと………。




――――――――――――――

シャラン シャラン シャラン

歩く毎に衣装につけられた鈴が鳴る。
これから向かう先を思うと自然と重くなる足取りを、辛うじて止める事なく歩く、それは彼女の最後の矜持だった。
この運命は己が決めた事。

「水揚げ、おめでとうさん。」

彼女が顔を上げると、そこには遊郭の主、黒崎がいた。
遊郭とは女の夜を売る処…、その体全てで奉仕し、彼女達は自由になるために金を稼ぐ。

「お前にはこれからバシバシ稼いで返してもらわなきゃなんねぇ、せい出して働けや。」

「……はい…。」

「緊張してんのか?」

「一応…初めてですし…。」

「はっ、水揚げされる戯女が処女じゃなければ大問題だ、緊張?大いに結構、盛大に散らしてもらって来い。」

「はあ……。」

気乗りしない返事の女に黒崎が続ける。

「特にお前のは桁がデカいからな、今夜の相手は侯爵さまだ、気に入られれば常連になってくれるだろうよ。」

「はい、でも…何故侯爵さまが私を…」

「気紛れなのか、どこぞでお前を見初めたのかは知らんが…お前は敦賀さまを知らねぇのか?」

「……記憶には…ありません…。」

「へぇ…まあどっちでもいいが、粗相の無いようにな?京子。」

「はい。」

そう言ってキョーコは送り出された…。
今宵…これから自分はまた一つ失うのか…と自嘲するも…、あぁ、もうこの身に大切な物も、価値ある物も何も無かったのだと思い直し、キョーコは襖を開けた。

「京子で御座います。今宵は私の全てで持ってお相手させて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。」

三つ指を付き、頭を伏せたまま口上を述べる。

「待っていたよ、顔を上げなさい。」

相手の声はとても質の良いテノールで、促されるまま顔を上げれば、目の前の男は息を飲む程の美丈夫だった。
長身かつ均整の取れた肢体、艶のある髪を撫で、一目で上物であると分かるスーツを着こなし、何よりもその顔は、店内の戯女が束になっても適わないのではないかという程の圧倒的な美貌。

「今宵は私の水揚げをお申し出下さり、誠にありがとうございます。」

「おや?恨んではいないの?私が名乗り出たから君は予定よりひと月早く店に上がる事になったのに。」

そう、この侯爵が突然申し出てきた為に、元々あったキョーコの水揚げ話は流れ、今宵の運びとなったのだ。

「私の運命はもう決まっておりますので、もはや…ひと月程度、些細な事かと。」

「そう…君はそれ程に不破の家が大切かい?」

「…………なぜ…それを…」

「必死に隠していたけれど、火の車だった伯爵家の羽振りが急に良くなれば、その原因を探り当てたくなるのは人の性、と言った所かな。」

「あまり良い趣味とは言えませんね。」

「ふふ、そうだね、けれど、不破には大切な物を奪われてしまったからね、色々と特別なんだよ。」

侯爵の言葉にキョーコは彼の意図をうっすら悟る。
つまりこれから自分にする事は不破への彼の意趣返し…ということだ。
不破の家人であった自分で何かを晴らそうという腹積もりか…。
キョーコには不破に対する価値など、もはや何も無いというのに…。

「私にはもう不破に対する価値などございませんが、今宵私は侯爵さまの物に御座いますので、どうぞご自由にお使い下さいませ。」

「うん、良い心意気だね、ではこちらへ来て、自分で帯を取りなさい。」

「……は…はい……。」

ついに…来るべき時が来るのだと、緊張をしながらも、召された通りに侯爵の元へと歩み寄り、キョーコは覚悟を決める。
遊女の纏うのは通常であれば、一枚の襦袢のみ、けれど、今宵は水揚げであった為、侯爵から贈られた豪奢な着物を纏っていた。
キラキラと輝く金色の刺繍の入った帯に手をかけ、言葉に従いそれを解く。



しゅるり、しゅるり


解く帯が布団に落ち、衣擦れの音だけが褥に響く。

「戯女を見るのは初めてだが、良い眺めだな。」

「侯爵様ほどになれば遊女を相手にされなくとも引く手数多で御座いましょうね。」

「否定はしないね、けれどそちらに引かれてしまうと後々面倒でね。」

帯を解く手を止めて侯爵の顔を見た。

「薬を飲んでもらう訳にはいかないから、子供が出来たら困るだろう?」

「あぁ、確かに戯女であれば子供はまず出来ませんものね…。」

戯女はその体が商品、孕めば終わってしまう、だから薬で一時的に出来ない体にしてしまうのだ。
そして、万一出来た所で金銭を積めば処理は容易い。

「そうそう、キョーコ、私の事は蓮とお呼び?」

「え?はい。」

「最中まで侯爵さまと呼ばれたら萎えてしまいそうだ…」

「畏まりました、蓮さま。」


帯を解き終わり、はだけた襦袢一枚を身に纏い、キョーコは褥の上にいる。

「灯りはどうされますか?」

「このままが良いね、君の全てが見える。」

赤々と燃ゆる蝋燭の明かりはそのままに、蓮はスーツを脱ぎ、タイを緩めた。

「失礼します。」

皺になってはいけないとキョーコは蓮のジャケットとシャツをハンガーにかけて部屋に吊した。
そこへ後ろから蓮に抱き締められて、褥へと転がされた。

「ひゃっ」

「君は気がきくね、良い事だ。」

「あ、ありがとうございます。」

上着を脱ぎ、まだズボンは着用したままの蓮だけれど、その鍛えられた上体が視界に入り、一気に緊張する。

「さあ…始めようか、キョーコ。」

「ご…ご随意に…」




そう言うだけが精一杯だった。



 END。

―――――――――――――




なんて腐った方にしか妄想できない私がいます・・・続きは自重。
↑すみません、自分の趣味全開すぎる世界だったので、さすがに自重するかって思って自重って書いてたら自重するなって、すんごい皆さんからコメントで怒られたwww
書きます!やります!続けますww
スポンサーサイト

コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

自重って・・・
こんばんは。お久しぶりです☆

素敵なお話でした。
今回は遊郭のお話なんですね。私の好きなアングルのピンポイントでニヤニヤしながら読みました。
興奮しすぎて日本語がおかしな事になってます。すみません

続きが気になります。
出来れば是非書いて欲しいです。
ミチィ | URL | 2010/04/16/Fri 00:50 [編集]
>>ミチィさま
こんばんは~、お久しぶりでございますvv
コメントありがとうございました~vv
お褒め頂くと何やら恥ずかしいやら嬉しいやらですvvv
パラレルは基本私の好きな傾向だけで書かれているので、楽しんで頂けると
本当に嬉しいですvvv
こっから先の展開は本当に裏なのでw裏庭でやらかしたいと思います!
がんばって書きますねww
よろしければお付き合い下さいvv
そーや | URL | 2010/04/16/Fri 23:32 [編集]
トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 光の箱庭. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。