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SS・蛹が蝶に孵るまで。12
うっかり名探●コナンに見入ってました。こんばんは。
だって・・・アレ・・・なんの平新・・・いや、なんでも、なんでもないです。NLも大好きだもの!蘭ちゃんは男前すぎて大好き!!!ただ・・・ちゃかしてお好み焼きデート宣言したかと思えばいきなりシリアスで約束の確約を取り付けるあの秘密を共有してるヤツらにラブを感じてしまうだけだ!!!←もう生きててすみません。

そんなこんなですが、裏庭建築に向けてちょっとだけ動きました。あくまでちょっと。今、本にするべく最上ノ華の続きも進めてるので、正直あれこれどれなのよ?みたいなことになってますからして。脳みそ煮えるーww
裏は・・・三~四本アップするのが溜ったら裏庭の解放するから、もうちょっと待ってケロ☆
夏とか言ってた私はどこいったんだろ・・・ww
だってねぇ、気がつけばもう16日、あと3~4日もすれば、また新たな本誌展開でヒーって言わされるんだよ?
妄想脳が再び炸裂するわけですよね、あはは。本当、白●社に人生狂わされてる気がします。
スキビがトドメだったけど、今まで何度と無く萌え滾らされてきましたからね・・・。
あ、そういえば、最近気づいたんですが、人生で一番最初に出会ったBLは白●社の差し金でした。
NYNYじゃないです、あれです、パタリ●です。小学校入学前とかじゃないですかね。
幼心に「へー、バンコランとマライヒって恋人なんだ、マライヒって男の子なんだー。ふーん。」
って普通に流してたって事に気づいた。・・・幼子の順応性って・・・orz・・・絵のせいだと思うけどさ。

で、今日は何が言いたいかって、最終的に・・・クーの保津周平時代の話が見たいと急に思い立ちました。
結局クーも黒髪に染めて日本人活動してたって事なんだね?つまり蓮に似てないの?
・・・いや、絶対、月篭り比較で写真並んでた雑誌もあっただろうから・・・あんまり似てるとばれるよねぇ。
ん?あれ?みたいな思考回路です。今日はずっとクーパパのことを考えていたせいだね、これは。
でも勝手にクーパパの昔話とか作ったら怒られそうだ←もう何やらかすつもりなのか自分で自分が分からない。
いや・・・そんなこと言っても保津さん像がいまひとつ分からないのでイマイチ話も思いつきませんが。
・・・今日もそんな支離滅裂な雑談をしながら続きを投下いたします。

そんなわけで、皆様おまちかね?←
クーのターンでございます!
追記よりどぞー。
――――――――――――――

蛹が蝶に孵るまで。12

――――――――――――――


私はとても怒っている。


それがキョーコの聞き間違いでなければ、電話口のクー・ヒズリは確かにそう言った。

『ボスから連絡を受けたが昨日は大変だったようだな…』

「…あ、はい、でも…大丈夫でした!」

怒っていると言ったにもかかわらず、次にクーの口から出たのは優しい労りの言葉。
クーの意図が全く読めずキョーコはただ困惑を深める。

『怪我が大した事が無くなによりだが…』

「え…っと…あ…あの…先生…?どうして怒って…」

それを聞くことはとても怖くて、まるで死刑台に送られる囚人のような気分だった。

『それだ。』

「…はい?」

キョーコの言葉を遮って告げられた一言、それとは一体何の事なのかと戸惑うキョーコにクーは続ける。

『今からお前に課題を与える。』

「え!!?はっ!はい!!」

クーからの"課題"の一言にキョーコに緊張が走る。


『ちちぱぱとうさん、繰り返して10回言ってみろ。』

「…え!?ちち…?…は、はい!!」

予想外の台詞にハテナマークを浮かべつつも、至極大真面目に、養成所の発声練習の時のように姿勢を正し、クーに言われた通り10回繰り返す。早口言葉のように繰り返したが、日々の練習のおかげか特に噛む事もなく、息も上がらなかった。

『で、キョーコ、私は"誰"だ?』


「…せ…先生…?」

言われるままに課題を終わらせた後のクーの台詞にも彼の意図がまだ分からず、キョーコはうろたえた。

『はぁーーー。ばかもの、いつ私がお前と親子の縁を切った!ボスにも病院で"先生が好き"だの"私は心配ないから大丈夫だ"などと言ったそうだが、何故"父さんが好きだ""父さんに連絡して欲しい"ぐらい言わん!』

「…へ?…え?えぇ…?」

確かに病院でローリィと会話した時、母親の話題に自分を痛ましげな物を見る視線を感じ、キョーコはここに…LMEに来たお陰で好きな人が沢山できたのだから心配しないで欲しいと言った。

その沢山の人の中には勿論クーも入っていた。

そして、キョーコは確かにクーを"先生"と呼んでいた。

まさかそれだけで国際電話をかけてくる程に怒られる…なんて全く夢にも想像にもしていなかったけれど。

「あ…あの……おっ……おとうさん?」

『そう、それでいい。…全く、お前というやつは…キョーコがもう嫌だと泣いても詫びても私に親子の縁を切るつもりは無いというのに、はぁ……娘のお前が他人行儀とは何事だ。』

「え…と…ごめん…なさい…」

受話器から聞こえる深い溜め息とクーのプリプリと怒る台詞にキョーコの体温が上がる。
クーは今、何と言った?
(私を…娘だって…言ってくれた……)

「…あの…お父さん…心配かけてごめんなさい。」

『娘の心配をしない父がどこにいると思っている?お前が今、ここにいたら罰としてデコピンをしてから抱き締めてやる所だというのに、目の前にいないのが残念だ。』

ふふっと笑うクーにキョーコははらりと涙が溢れ、頬に一筋伝う…。。

「お父さん……」

『キョーコ、お前、何か悩んでいるんじゃないのか…?父さんに話してごらん?』

電話口から聞こえてくる優しい声に、緩む涙腺が止められず、キョーコは右手で涙を拭う。

「…なんで…分かるんですか…?」

『娘の大事、分からん父がどこにいる?』

クーの言葉は今までキョーコがかけられたことがない類いの物で、どこまでも無条件な愛というものにクオン少年を介してでは無く、キョーコとして初めて直に触れた瞬間だった。

(…誰にも言わないって…決めたけど…言っても…許されるのかな……)


ここ数日で嵐のように自分の心の中を駆け巡った思い。
気づいてしまった思い。
けれど、どうすることも出来なかった思い。


「……私…好きな…人が…出来ました…。」

『ほう、それは…。私がお前をバージンロードを連れて歩く日が近いということか?』

「でも……好きだって思うのは怖くて…私は誰からも愛されないから、誰かの一番になんてなれないんです…なのに、もし一番になれたら、好きになって貰えたらなんて…欲深い事を考える自分が…駄目なんです。」

『駄目?一番になれない?何故?』

「だって、私なんかを好きになってくれる人は今まで誰もいませんでした…。だから…優しいあの人に好きだと言って困らせたく…ないんです。大事な後輩として扱ってくれる関係が壊れるのが…怖いんです。」

『困る…ね…。お前の言う男は…敦賀くんか?』

「え……あ…あの………………はい…。」

『なるほど。そんな事で悩んでいたのか。』

「そんな事って…お父さん…?」

『お前は誰からも愛された事がないと言うが、今はもう違うだろう?』

「…え…?」

『私には最愛の妻がいるのは知っているな?』

クーの愛妻家ぶりは世界中で有名で、もちろんキョーコも知っている。

「はい。」

『私の最愛の息子はクオンという。知っているな?』

「知っています。」

それもかつてクーと共に過ごした時間の中でよく知っている。

『…私の最愛の娘はキョーコ、お前しかいないのだが?』

「…え…?」

私の一番では不足か?と笑うクーにキョーコの涙は驚きのあまり止まる。

『お前は本当によく我慢する子供だな、少しはワガママになってもいいのに。』

「え…あの…あの。」

『お前の好きになった男、私の世界一の娘を袖にするようなら、女を見る目が無さ過ぎる最低男だぞ。』

「そ、そんな事ありません!誰よりもカッコ良くて優しいんですよ!」

『ぷっ…そうか?…彼は…そんなに良い男か……そうなのか…ふふふ…』

「へ?」

電話口で腹を抱えて笑っているだろうクーの声がキョーコの耳に届く。
それほどにおかしい事を言ったのだろうかと首をかしげるが、よく分からない。

『だったら、そう塞いでないで、ガツンと当たってみたらどうだ?あぁ…もし万が一駄目だったら…そうだな、父さんと傷心の世界一周旅行に行こう。』

「あの…本気ですか?」

『当たり前だ、可愛い娘に合わせて休暇ぐらいもぎ取ってみせるさ。あぁ、妻も私の娘は自分の娘なんだから早く合わせろとせっついているからな、またお前に会いに日本に行かないと…いや、キョーコが家に来ればいいのか、そうだな、時間が出来たら一度家においで。』

「へ?えぇーっ?」

『一人でなんでも思いを背負う事は無いんだぞ?親に甘えるのも子供の仕事だからな。』

「でも、それは…。」

甘えろと言われても甘え方なんて知らずに育ったのだからどうすればいいのか分からない。
けれど、クーの言葉はどこまでも優しくて、キョーコの心の中の、琴線に触れる。

『それに、そんなに誰かを好きだと思う事に臆病にならなくてもいいと私は思うぞ?』

「あ…あの…」

『ボスからお前が誰かに愛されたい、愛したいという心を無くしてしまってラブミー部という部署でリハビリ中なんだとは聞いていたが、お前はこんなにも誰かを思い遣れるのに、そんなお前を好きにならない人間がいない訳が無いだろう?』

「お父さん…。」

『怖いと思うのは仕方ない事だ、私も初めてジュリに愛していると伝える時は何も喉が通らないぐらい怖かった。』

「え…お父さんが…ですか?」

あれほどに豪快な食欲を持つクーが食欲を失うとは……と、驚きを隠せない。

『恋をすると、人は臆病になる物だ、考える事はゆっくりでもいい、気づいたその思い、目を逸らさずに大事にしなさい。』

「はい……。」

ずっと目をそらし続けていたけれど、ついに気づいてしまった自分の心の変化に、沢山渦巻く不安があった。
泣き出したくなるような、いっそ放り投げたくなるような思いに気づいてしまったと思った。
気づかなければ良かったのにと。
目を塞いで、ずっとこのままいられれば……変わらなければこの温かい場所にずっといられるのではないかと思った。

けれど。実は変わらない物など…無いのだと知っている。
裏切られる事に怯えて殻に閉じこもってしまった自分に気づいてしまった。


『誰にだって時間は等しく流れていく…だから…自分を縛り付けるのはやめなさい。』

「…はい…。」

『私はきっと彼もお前を好きになると思うがな。』

「そ…それはどうでしょう。」

『お前は誰よりも幸せになれるよ、私の娘なんだから。』

「ありがとう…ございます。」

『愛しているよ。』

「わ…私もお父さんが…大好きです。」

『フフ…当然だな。私はお前の父さんなんだからな。』

「本当に…ありがとうございました。心が…軽くなった気がします。」

恋なんてしないと誓ったけれど、それを翻す覚悟…。もやもやと迷っていたが、きちんと認める事が…やっと出来たような気がして、クーの言葉で心がストンと楽になった。


『うん、なら良かった。明日からも頑張りなさい、お前が立派な役者になって私と共演する日を楽しみにしている。』

「えぇ!!!」

『なんだ?自信が無いなんて言わないな?』

「が………頑張ります。」

『ああ、頑張りなさい、じゃあそろそろ切るよ、おやすみ、キョーコ。』

「おやすみなさい、お父さん。」


この夜、キョーコは何かを握り締める事も無く、静かに、穏やかに眠る事が出来た。


……………………………………

mission 7

「はあ………。」

「どうしたのシスター元気ないね?」

投げられた言葉にハッとした。
目の前にはよく教会に遊びに来る少年が来ているのだった。


「いえ、なんでも無いの、ごめんなさい。」

「どうしたの?恋わずらいってやつ?」

マセた発言をする少年の言葉に燿子は顔を赤くして反論する。

「な、何をお馬鹿な事をっ」

「ふーん、あ、誰か来たみたいだよ?僕帰るね。」

少年の言葉に入り口へと視線を向ければ、黎が立っていた。

「せ……先生…」

少年と入れ違いに礼拝堂の中へと入ってくる黎に釘付けになった。
彼の祖母が亡くなってから実に1ヶ月近く音信不通だった。学校には病気療養の為の休暇だという事で休んでいたけれど、直前まで一緒にいた耀子には、体調不良などでは無い事は分かっていた。

会えない時間もずっと黎の事を考えていて、好きだという思いを燿子ははっきり自覚してしまった。

「社長にここだって聞いてね。久しぶり、えーと。」

「燿子で…大丈夫ですよ?」

仕事中であるから別の名前なのかと逡巡した黎に笑って返す。
今回の仕事は体を壊して入院してしまったシスターの代わりにここにいて、立ち退きを断り続けるのが仕事なので、誰かを演じている訳では無かったから名前は本当の自分の名前のままだった。

「そっか……元気にしてた?」

「はい、黎は…大丈夫だった…?」

きっと大丈夫では無かったから連絡が取れなかっただろう事は分かっていた。
けれど、あえて…聞いた。

「あんまり…大丈夫じゃないね…」

「何があったの?私が助けてあげられる?」

「…………君に告白しようと思って来たんだ。」

「告…白…?」

黎の言葉に驚いて瞳を大きく開いた。

「君が…好きだった。」

「…好き…だった…?」

過去形で告げられた言葉に頭を殴られたような衝撃を受けた。

「…結婚しなければならなくなってね…、今回は逃げられそうにない。」

「…望んで…ないんでしょう?」

「でもね、引き換えに守れる物があるんだ。」

それ程に悲しい顔をして、己を犠牲にしてまで守る物、耀子は心を締め付けられたように苦しさを覚える。

「あなたを犠牲にして守らなければいけない物なの?」

「うん…、大切だからね。」

黎の言葉に声が出せず、涙だけが零れた。

「…よ…燿子ちゃん?」

「私も手作うから…だから…行かないで。」

「燿子ちゃん?」

「勝手に私の心に居場所を作ったのに、今度は勝手に出て行くなんて…酷い…。」

「…え?」

「私を好きだった…なんて…過去形で話して私を置いていくの?」

ポロポロと零れ落ちるソレを黎の大きな手が拭う。

「行っちゃ……やだ…」


黎が燿子をきつく抱き締めて呟く。

「…ごめん…どこにも行かない。…何とか…する…。考えるから…、泣かないで…君が……好きだ…。」


黎の背中に耀子が腕を回して抱き返し、彼にだけ聞こえる大きさで小さくつぶやいた。


「…私も…あなたが…好き………。」



抱き締め合う二人を、礼拝堂の神様だけが見ていた。


――――――――――――――



ちゃんと劇中劇も終わらせてあげたいので、お付き合い頂けるとうれしいです。


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